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街の印刷屋ニュース 「ガバっとひらくPUR製本」 



  当社では無線綴じ製本にホットメルト方式を使用しておりますが、 この度、製本機の入れ替えにより、従来のホリゾンBQ-250に代わってホリゾンBQ-280PURが稼働しております。 これにより、当社製本はPUR製本となり、従来のPVA製本に比べてより良い製品をご提供できるようになりました。

◆ 目次



1.無線綴じ製本の種類

  無線綴じ製本とは、糸や針金を使わずに、背を接着剤(ホットメルト)で綴じる方法です。 並製本では最も一般的な綴じ方で、当社でもこの方式を採用しております。
  その種類として代表的なものに、EVA製本とPUR製本があります。用いる接着剤(ホットメルト)が異なることからそれぞれ特色があります。また製本機も それぞれ専用のものが必要で、共用はできません。
  今回製本機を従来の物から新しくPUR製本用の機種(BQ-280PUR)に変更しましたので、次でその特色を説明いたします。

2.PUR製本の特色(EVA製本との比較)

  PUR系ホットメルト接着剤を使用した製本方法で、 従来のEVA製本に比べ、丈夫で見開きがよいのが第一の特徴です。
  次の写真1.と写真2.をご覧ください。
[写真1.] EVA製本例

[写真2.] PUR製本例

[写真1.] のEVA製本に比べて、[写真2.] のPUR製本は、ノドモトまでガバっと開くのがお分かりになるでしょう。
このことにより、コピーを取りやすくなったり、楽譜のように譜面台に置いてもしっかり開いている状態を保つことができる、 などの利点があることがお分かりになると思います。また、接着力も強いので、何度も閉じ開きを繰り返しても従来のようなページ外れの心配がありません。
  どうぞ当社のPUR製本をご用命ください。